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水稲の収量に対するオゾンリスク評価とオゾン感受性の品種間差異に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K07635
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 作物生産科学
研究機関埼玉県環境科学国際センター

研究代表者

米倉 哲志  埼玉県環境科学国際センター, 自然環境担当, 主任研究員 (40425658)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードオゾン / 水稲 / 収量 / 品種間差 / クリティカルレベル / 作物
研究成果の概要

日本の水稲15品種を対象にオゾンの収量に対する影響をオゾン暴露実験によって評価した。その結果に基づき、オゾンが及ぼす影響の品種による違いを評価し、収量に対するリスク評価を行った。
2作期のオゾン暴露実験に基づくと、水稲の収量に対するオゾン感受性は、「はえぬき」が比較的高く、「コシヒカリ」や「彩のかがやき」が中庸で、「ヒノヒカリ」や「日本晴」は低感受性であった。さらに、10品種を対象に相対収量5%低下をエンドポイントとした収量に対するオゾンのクリティカルレベルを検討したところ、昼7時間のAOT40で、3.1~9.1 ppm・hであり、10品種の全結果に基づいた場合は、5.1 ppm・hであった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で、10品種以上の我が国の水稲品種を対象にしたオゾン影響評価実験が初めて実施され、水稲収量に及ぼすオゾン影響の品種間差異を検討した。この検討結果により、オゾンの悪影響を受けにくい品種や受けやすい品種が明らかになり、実際の水稲栽培への反映に留まらず育種研究やオゾン耐性遺伝子の抽出など、幅広いオゾン研究の基本データとしても重要なものとなると考えられる。
さらに、水稲に及ぼすオゾンリスク評価モデル式を構築することによって、水稲に対するオゾンのクリティカルレベル評価を行った。この結果は、我が国の植物保護のためのオゾンの環境指針値の提唱に向けた貴重なデータとなると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] オゾンの水稲品種コシヒカリの収量に対する影響に基づいたオゾンのクリティカルレベルの評価2020

    • 著者名/発表者名
      米倉哲志、王効挙、三輪誠
    • 学会等名
      日本農業気象学会2020年全国大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 水稲(コシヒカリ)の収量を対象としたオゾンのクリティカルレベル評価に用いるオゾン指標の検討2019

    • 著者名/発表者名
      米倉哲志、王効挙、三輪誠
    • 学会等名
      第60回大気環境学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 埼玉県の主要水稲品種の収量に対するオゾンの影響2018

    • 著者名/発表者名
      米倉哲志、王効挙、三輪誠
    • 学会等名
      第59回大気環境学会年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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