研究課題/領域番号 |
17K07638
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
岩崎 寛 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 准教授 (70316040)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 病院緑化 / 園芸療法 / ストレス緩和 / 環境健康 / 療法的効果 / 病院勤務者 / ストレスチェック / オンラインアンケート / メンタルケア / 心理的効果 / ストレス / 園芸福祉 / 医療・福祉 / 園芸学 |
研究成果の概要 |
医療従事者はストレスが高いことが報告されている。そこで本研究では病院勤務者のストレスケアを目的とした「新しい病院緑化」を提案し、検証することとした。 病院緑化の現状を調べた結果、患者用の病院緑化が多く、病院勤務者を対象とした緑化はほとんど見られずなかった。次に、実際の病院において、病院勤務者を対象に園芸プログラムを実施した。その結果、ストレス緩和効果や、コミュニケーションツールとして仕事にも活かせることなどが明らかとなった。 今後、新しい病院緑化を進めるためには、ハードの整備を進めるよりも、学生時代から、植物と触れ合い、その効果を体感することで、勤務後の病院緑化を活用できると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病院にとっての一番の命題は患者に対するケアである。しかし、そのケアをする立場である病院勤務者の心身も健康でなければ、患者へのケアが十分に行えるとは言い難い。よって、これからの病院は「患者」だけでなく「勤務者」の心のケアも重要である。病院勤務者にとって働きやすい環境は、ひいては普段接している患者にとっても良い環境であるといえる。 今後は、医療系の大学や専門学校などにおいて、普段から植物と関わる環境、機会を提供することで、将来病院に就職した際に、彼らが植物の必要性や、植物を活用する人材として、またそれらを推奨する人材として活躍することが期待でき、それが新しい病院緑化の形になると考えられる。
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