研究課題/領域番号 |
17K07639
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
鈴木 俊二 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (60372728)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 醸造用ブドウ / 果実品質 / ICT / 環境センシング / 土壌水分含有量 / ヴェレゾーン / 無線センサーネットワーク / 栄養成長 / 香り物質 / 気温 / 土壌水分量 / 果実サイズ / ロタンドン / シラー / 醸造法 / ブドウ / 香り / 遺伝子マーカー / 栽培適地 |
研究成果の概要 |
ICTを活用したワイヤレスネットワーキングシステムによる土壌センシング技術により、人為的に土壌水分含有量を20%以上に維持した高土壌水分含有区を作製した。3年間にわたる圃場試験の結果、土壌水分量が多いとヴェレゾーン期が遅れること、果皮アントシアニンの蓄積量が減少する傾向にあることを見出した。ICT技術を活用した栽培環境モニタリングシステムは園芸学において栽培環境と農作物の栽培特性並びに収量、品質の相関関係を明らかにする上で不可欠な技術になるであろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
醸造用ブドウ栽培において、「環境因子が果実品質にどのように影響するか」、「複雑に絡み合う環境因子の中でどの環境因子が果実品質により重要な影響を与えているか」という点を科学的に解明するためには、気象および土壌環境をリアルタイムで監視するシステムの構築が必要である。本研究では、ICTを活用したワイヤレスネットワーキングシステムによる環境センシング技術を構築した。梅雨や台風による果実生育期の高土壌水分含有量を疑似的に再現した結果、高土壌含水量は果実品質に負の影響を及ぼすことが明らかとなった。本データは、我が国での醸造用ブドウの果実品質向上、延いては日本ワインの品質向上に貢献すると考えられる。
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