研究課題/領域番号 |
17K07649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 石川県立大学 |
研究代表者 |
高居 恵愛 石川県立大学, 生物資源環境学部, 准教授 (70589770)
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研究分担者 |
片山 礼子 (池上礼子) 石川県立大学, 生物資源環境学部, 准教授 (00549339)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 果実成熟における植物ホルモンの役割 / ABAによるアントシアニン生合成への制御 / ブドウ果実の成熟 / アントシアニン生合成 / 植物ホルモン / RNA-Seq解析 / ABA代謝 / 成熟関連遺伝子 / 遺伝子発現解析 / 植物ホルモン含量 / 台木 / 園芸学 / 果樹 |
研究成果の概要 |
成熟時に着色パターンの異なるブドウ品種や、各種環境処理によって得られた成熟・着色表現型の異なる果実に対して、成熟・着色過程における生理的変化及びその制御機構について検討した。本研究は、果実発育過程における植物ホルモンの動態変化及びネットワークの相互作用による果実成熟への制御を着目し、各種処理の果実の成熟過程におけるABA、オキシンとサイトカイニンの含量および代謝動態について知見を得ることができた。さらに、果実着色制御に関する分子機構を解明するため、成熟・着色関連遺伝子と植物ホルモン代謝関連遺伝子の発現解析、または、一部の環境処理で得られた果実について網羅的な遺伝子発現解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでにクライマクテリック型果実の成熟機構は多く研究されてきたが、ブドウのようなノンクライマクテリック型果実では成熟に関するメカニズムはまた解明されていない。近年、アブシジン酸(ABA)はノンクライマクテリック型果実成熟の引き金と考えられ、ABAのブドウ成熟・着色促進作用が証明されつつある。本研究では、各種の成熟表現型の異なる果実におけるABAおよび他種の植物ホルモンの変化を検討することにより、ホルモンによる果実成熟制御の解明に重要な情報を提供できると考えられる。一方、本研究の結果によって開発されたブドウ果房冷却装置を高級ブドウ生産現場に利用され、利益を得ている。
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