研究課題/領域番号 |
17K07651
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 岐阜大学 (2018-2019) 中部大学 (2017) |
研究代表者 |
山田 邦夫 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (30345871)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 花弁成長 / 光波長 / 糖代謝 / 細胞壁伸展性 / 花弁成長リズム / 園芸学 / 切り花日持ち性 / 開花 / 発光ダイオード |
研究成果の概要 |
本研究は、バラ切り花の開花現象について光刺激および植物体内リズムとの観点から明らかにしようとするものであり、開花現象の分子機構の解明を通して光による切り花品質保持技術や開花促進技術を開発することを目的としている。研究期間全体を通して、赤色光と青色光とではバラ切り花の感受性が異なり、開花速度や花弁からの蒸散量も変化することが明らかとなった。さらに、光照射と合わせて花弁へのオーキシン処理を行うことで花弁における糖代謝関連酵素を活性化し、光照射時に合成された同化産物の速やかな転流を促す可能性を示唆することができた。本研究では、切り花品質向上技術への応用を示唆する有用な知見が得られたと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
収穫後のバラ切り花へ光照射とオーキシン処理を併用して行うことで、花弁における糖代謝関連酵素を活性化し、光照射時に合成された同化産物の速やかな転流を促す可能性を示唆することができた。このことは開花機構の一端を明らかにするだけでなく、光による切り花品質保持技術や開花促進技術など切り花流通産業に貢献する有用な知見を得ることができた。
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