研究課題/領域番号 |
17K07656
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
|
研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
稲本 勝彦 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜花き研究部門, ユニット長 (50223235)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | バラ / 生産性 / 湿度 / 品質保持日数 / 主成分分析 / 蒸気圧欠差 / 品種 / 日射量 / 光量条件 / 温度条件 / 日持ち性 / 湿度条件 / 園芸学 / 花き / 水分生理 / 品質 |
研究成果の概要 |
バラ‘イブピアッチェ’ 、‘サムライ08’、‘ブリランテ’を供試して、アーチング栽培を行った。切り花収穫のピーク間隔は栽培温度が高いほど小さくなった。日射量と収量との間には正の回帰が認められた。栽培室内の加湿によって切り花本数、総切り花重が増加する傾向が認められた。 供試した3品種ともに品質保持日数には季節変動が認められ、その程度は品種間で異なった。切り花の栽培環境と品質保持日数との関係を主成分分析により解析すると、3品種ともに品質保持日数と栽培温度および日最大蒸気圧欠差との間に正の相関が認められ、低湿度下での栽培が水分状態の維持を通して日持ち性を向上させることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの花き類の品質評価は、市場評価に訴えやすい長さやボリュームなどが重視されてきたが、一般消費者へ訴求する日持ち性が重視されつつあり、いわゆる「日持ち保証販売」も広がりを見せている。これに呼応した日持ち性のポテンシャルの高い切り花生産および出荷時における評価に向けた基礎的データが得られた。また、日持ち性向上に向けた収穫後品質管理については、これまで多くの知見の蓄積があるのに対し、収穫前における知見はきわめて限られており、この点でも本研究の意義がある。
|