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キクにおける集合花の分化および花器官の多様性付与に関わる転写因子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 17K07657
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 園芸科学
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

佐々木 克友  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜花き研究部門, 上級研究員 (60469830)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードキク / 転写因子 / 花器官 / キメラリプレッサー / 花 / 栽培ギク / トランスクリプトーム解析 / 園芸学 / 集合花 / トランスクリプトーム
研究成果の概要

本研究では、キクに見られる集合花の分化および花器官の多様性付与に関わる転写因子の解析を目的とした。転写因子の中でも、花器官に重要な働きをもつABCEモデルの転写因子に着目した。ABCEモデルの転写因子(MASD-box)遺伝子の内、クラスAおよびクラスC転写因子ついて重点的に解析を行った。クラスA転写因子については、機能抑制タイプの組換え体において、花弁や花全体のサイズが小さくなる形態変化が見られた。クラスC転写因子については、キクでは2タイプの転写因子が見られ、この2タイプの機能を同時に抑制した結果、集合花全体において全ての雄蕊および雌蕊が花弁様化した個体が得られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

キク科植物の花は数百もの小花が集まり一つの花のように見える集合花であり、イネ等のモデル植物の花序と大きく異なる。キクは古くから慣れ親しまれる花である一方で、その集合花の分化あるいは花器官形成や花の形の多様性に関する情報に乏しい。本研究では、遺伝子の発現を制御する転写因子に着目して研究を進めた。本研究により、クラスAおよびC転写因子の機能を抑制することで、キクの花器官の形質に多様性を付与させることが可能であることが示された。学術的に特定の転写因子の機能が解明されただけでなく、これまでに見なことのない新品種のキクが、今後、分子育種で育成される可能性も示された。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] researchmap

    • URL

      https://researchmap.jp/kat_reysa/

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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