研究課題/領域番号 |
17K07659
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 京都府立大学 (2021) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (2017-2019) |
研究代表者 |
西島 隆明 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (60355708)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 花卉育種 / 花器官形態形成 / 花器官形成 / 花き育種 / 突然変異 / 園芸学 / 育種学 |
研究成果の概要 |
夏の花壇用花卉であるトレニアは、耐暑性が強く、日陰から日向まで幅広い光環境に適応する優れた栽培特性を持つ。しかし、一重で小輪の花の品種しか存在しないため、観賞性のバリエーションに乏しい。本研究では、トランスポゾンの転移によって引き起こされた4種類の突然変異を組み合わせることにより、トレニアの花を完全八重化することに成功した。また、完全八重化をもたらす花芽の形態形成過程の特徴とその分子機構の一部を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の地球温暖化により、夏の花壇用花卉には強い耐暑性が求められている。強い耐暑性を持つトレニアが、本研究で育成された完全八重系統を育種素材として用いることによって高い観賞性を備えれば、夏花壇の設計に、より多様な選択肢を提供できるようになる。また、異なった4種類のトランスポゾン誘発変異を組み合わせることで著しく花弁数が増加し、花弁の配列が放射状になる現象の形態的特徴ならびに分子機構を一部明らかにした。この知見は、花卉育種技術の発展に資するものである。
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