研究課題/領域番号 |
17K07661
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
中島 育子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 果樹茶業研究部門, 上級研究員 (80355362)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ブドウ / ゲノム編集 / 巨峰 / 園芸学 |
研究成果の概要 |
温暖化により果皮の着色不良が問題となっている四倍体ブドウ「巨峰」は、着色制御に関連するMYB転写因子が4個ある。2個は活性があり、活性のない2個にはプロモーター中にレトロトランスポゾン(Gret1)が存在する。活性のあるMYB転写因子数は着色に影響するため、ゲノム編集技術でGret1を切り出すことで、着色安定化を目指した。エンブリオジェニックカルスを誘導・増殖し、Gret1のLTR領域に設計したguideと CRISPR/Cas9との一体型ベクターを持つアグロバクテリウムを感染させた。得られた12個体の形質転換植物体をマルチプレックスPCRで解析したが、Gret1欠失は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
形質転換可能な二倍体品種「ネオ・マスカット」ではPDS遺伝子のゲノム編集に我々は成功している。しかしながら四倍体品種である「巨峰」について、これまでゲノム編集を行った例はない。「巨峰」の形質転換は「ネオ・マスカット」よりも難しく、また標的としたGret1が約8.8kbと長かった。そのため、Gret1の欠失を狙うためには「巨峰」の形質転換の効率化と、ゲノム編集の際のさらなる切断効率の改良の必要性が示唆された。
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