研究課題/領域番号 |
17K07665
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
加藤 新平 信州大学, 学術研究院農学系, 准教授 (10533614)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 病害抵抗性 / サリチル酸 / 生合成 / ペルオキシソーム / β酸化 / 生合成経路 |
研究成果の概要 |
サリチル酸(SA)は植物の病害抵抗性において重要な役割を果たす情報伝達物質である。本研究では、タバコおよびベンサミアナタバコを実験材料に用いて、主に以下の2点を明らかにした。(1)過敏感反応時に発現が誘導される2種類の酵素の遺伝子やペルオキシソームのβ酸化を触媒する酵素の遺伝子が、病原体シグナルに応答したSA合成に必要なことを明らかにした。(2)2種類のCBP60型の転写因子が、(1)で同定したSA合成関連遺伝子の病原体シグナルに応答した発現に必要なことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、安全で耐性菌の出現しにくい次世代型の農薬として、植物の病害抵抗反応を誘導することにより病害を防除する“プラントアクティベーター農薬”が注目されている。しかしながら、プラントアクティベーター農薬の開発は難易度が高く、実際に登録されている化合物は数種類に過ぎない。本研究で同定されたSA合成に必要な酵素の基質(SAの前駆化合物)等が明らかになれば、プラントアクティベーター農薬の開発に利用可能であると期待される。
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