研究課題/領域番号 |
17K07669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
鈴木 一実 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (90390880)
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研究分担者 |
泉津 弘佑 滋賀県立大学, 環境科学部, 講師 (20579263)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 植物病原菌 / ホメオボックス遺伝子 / 病原性発現 / 付着器形成 / 付着器侵入 / 遺伝子破壊 / バイオトロフィー / ネクロトロフィー / 病原性発言 / 付着器の形態分化 / 侵入菌糸の形態分化 / ホメオボックス転写因子 / 胞子形成 / 植物病原菌類 / 病原性関連遺伝子 / 付着器 |
研究成果の概要 |
ウリ類炭疽病菌のゲノム情報を解析したところ,本菌は10個のホメオボックス遺伝子を有することが明らかとなった。これら10個のホメオボックス遺伝子すべてについて,相同性組換えによる遺伝子破壊株の作出と表現型の解析を実施した。5種類のホメオボックス遺伝子はそれぞれ本菌の植物への感染過程で異なる機能を有していること,いずれも病原性関連遺伝子として本菌の病原性発現に重要な役割を果たしていることが明らかとなった。さらに,他の植物病原菌でも同様な機能が認められることから,これらの遺伝子は進化的にもよく保存された遺伝子であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては,これまで十分に明らかにされていなかった,植物病原菌の病原性発現におけるホメオボックス転写因子の機能や役割および進化が明らかとなった。今後の研究の進展により,ホメオボックス転写因子を含む細胞内シグナル伝達機構の解明が期待される。また,社会的意義としては,これらの成果は農業上重要な植物病害における新しい防除方法や新しい殺菌剤の開発につながる有益な知見を提供するものと考えられる。
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