研究課題/領域番号 |
17K07675
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
林 敬子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業研究センター, 上級研究員 (40391437)
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研究分担者 |
石川 亮 神戸大学, 農学研究科, 准教授 (70467687)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | イネいもち病 / 葉いもち / 穂いもち / いもち病 / イネ / いもち病抵抗性 / 植物 / 病理学 |
研究成果の概要 |
イネいもち病抵抗性の遺伝資源の効果的な活用は遺伝資源が限られている抵抗性育種において重要である。圃場抵抗性に総称される中度抵抗性を効果的に利用するには、基盤となる感染様式を把握し、得られた知見を元に適切に形質を評価することが重要となる。本課題では、野生イネが保有する中度抵抗性遺伝子領域を同定した。同定領域を保有する系統を用いて、客観的な評価の困難な中度抵抗性遺伝子の特性を把握できる「切り花染色剤イメージング法」を得られた感染様式の知見をもとに構築した。本方法により、葉いもち、穂いもちの特性と当該抵抗性遺伝子の効果を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イネいもち病は植物病害研究においてモデル的役割を果たしており、抵抗性遺伝子を利用した持続性のある防除方法を提示するための基盤知見は他の作物等への抵抗性育種の適用を考えるうえで重要である。中度抵抗性遺伝子とその活用は、遺伝資源の活用の観点でも重要であるが、その性質を把握することが難しく詳細な解析が進んでいない。本課題で構築した「切り花染色剤イメージング法」を中心とした評価法とその知見となるいもち病の感染様式は、分子生物学的研究と抵抗性育種との間を繋ぐ手法および知見であり、様々な研究・育種場面で応用することができる。
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