研究課題/領域番号 |
17K07689
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
安部 洋 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 専任研究員 (90360479)
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研究分担者 |
下田 武志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業研究センター, 上級研究員 (20370512)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 植物防御 / ジャスモン酸 / アザミウマ / ハモグリバエ / 害虫食害 / 植物防御機構 / 虫害防御 |
研究成果の概要 |
近年、殺虫剤抵抗性を備えた害虫種の出現が顕在化してきており深刻な問題となっている。特に、高度な殺虫剤抵抗性を発達させているアザミウマやハモグリバエは難防除害虫の代表格であり、新たな防除手段の開発が求められている。課題実施者は、以前の研究成果により、両害虫種に対する植物防御応答においては、植物ホルモンであるジャスモン酸(JA)が中心的な役割をしており、JA防御応答が虫害抵抗性に深く関わっていることを見いだしてきた。本研究課題では、変異系統を探索し、食害パターンに変化が生じる複数の系統を取得すると共に、変異系統より、食害パターンに影響を及ぼしうる植物代謝成分候補を見いだすことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アザミウマやハモグリバエは農薬抵抗性を高度に発達させた難防除害虫であり、農業上の被害は甚大であり、世界的な大問題となっている。長年かけて開発した殺虫剤に対してわずか数年で抵抗性が発達してしまう場合も多く、問題は深刻である。本課題実施者はこれまでにモデル植物を用いて、これらの虫害抵抗性に関わる植物防御機構の解析を行い、植物ホルモンであるジャスモン酸(JA)が制御する植物防御の中心的な役割を明らかにしてきた。本研究課題では、変異系統を探索し、食害パターンに変化が生じる複数の系統を取得すると共に、変異系統より、食害パターンに影響を及ぼしうる植物代謝成分候補を見いだすことに成功した。
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