研究課題/領域番号 |
17K07707
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
新谷 尚弘 東北大学, 農学研究科, 教授 (70374973)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | オートファジー / 出芽酵母 / 小胞輸送 / オートファゴソーム / SNARE / SNAREタンパク質 |
研究成果の概要 |
出芽酵母を材料とし、オートファジーに必要な小胞輸送関連因子の解析を行い、オートファジーと既存の小胞輸送経路の関連性をより明確にすることを目的とした。小胞融合因子であるYkt6の新しい変異株を作製し、これを用いることによって、オートファゴソームと液胞との融合にYkt6が必要であることを遺伝学的に示した。酵母遺伝子破壊株ライブラリーから小胞輸送に関わる遺伝子破壊株を抽出し、オートファジー活性を測定した。エンドソームから後期ゴルジ体への小胞輸送に関わる因子の遺伝子破壊株でリン酸飢餓オートファジーが特異的に欠損しており、当該輸送経路がリン酸飢餓誘導性オートファジーに関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オートファジーは出芽酵母の栄養増殖には必須ではないため、その不能変異株は「飢餓条件における生存」を指標に分離された。その結果同定された多くのAtgタンパク質はオートファゴソームの形成に直接的に関与していることが明らかになっている。本研究では、オートファジーを支える周辺膜輸送系を明らかにすることができた。この成果はオートファジー過程の全貌を理解することに繋がると考える。また、将来的にオートファジーに関わる疾患の制御や創薬のための基盤となることが期待される。
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