研究課題/領域番号 |
17K07710
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福田 良一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50323481)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Saccharomyces cerevisiae / Yarrowia lipolytica / リン脂質 / 輸送 / 脂質輸送タンパク質 / Sec14ファミリータンパク質 / 膜コンタクトサイト / 酵母 / 生体膜 |
研究成果の概要 |
リン脂質の細胞内輸送は生体膜の脂質分子種の多様性の獲得や生体膜の恒常性維持に寄与するがその機構は未解明である。本研究の結果から、モデル酵母Saccharomyces cerevisiaeにおいて、細胞内のリン脂質輸送に脂質輸送タンパク質の一種が関わることが示唆された。また、石油成分であるn-アルカンの資化能を持つ二形性酵母Yarrowia lipolyticaにおいて、脂質輸送タンパク質がn-アルカンに応答した菌糸型生長に関わることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
真核生物におけるオルガネラ間の脂質輸送は細胞生物学的に重要な課題であるにもかかわらず解析の遅れた分野である。本研究において得られた酵母におけるリン脂質輸送に関する知見は、真核細胞内の脂質の動態と生体膜の形成機構の理解に大きく貢献するものである。また、本研究で得られた知見は、酵母を用いた有用脂質生産系の構築に寄与するだけでなく、様々な菌類を用いた脂質生産に拡張できる基盤を提供すると期待される。
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