研究課題/領域番号 |
17K07711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
手塚 武揚 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (80646414)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 希少放線菌 / 遊走子 / 環境応答 / べん毛 / 走化性 / ブレーキ / タンパク質間相互作用 / プルダウンアッセイ |
研究成果の概要 |
本研究では、希少放線菌Actinoplanes missouriensisが形成する遊走子を材料として、べん毛の回転運動により水中を高速で移動する細菌細胞が周辺環境の変化を感知して運動を停止する分子機構の解明を目指した。遊走子の運動停止に必須であることが判明していたタンパク質FtgAがべん毛基部を構成するタンパク質FliG、FliN、FliIに結合することを示唆した。また、FtgAによる運動停止が遊走子が有する走化性の発揮に必要となる可能性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は細菌が形成する遊走子の運動停止機構を解明することで、微小な細菌細胞が周辺環境の変化に対して応答する分子機構の解明を目指した。べん毛の回転による運動性を示す細菌は多く知られているものの、その運動停止の分子機構が解明された例は非常に少ない。本研究では、希少放線菌Actinoplanes missouriensisが形成する遊走子においてFtgAタンパク質がべん毛基部を構成するタンパク質に結合することでべん毛の回転運動を停止させる分子ブレーキとして機能することを示唆した。
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