研究課題/領域番号 |
17K07722
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
藥師 寿治 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (30324388)
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研究分担者 |
片岡 尚也 山口大学, 大学院創成科学研究科, 助教 (50713509)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 酢酸菌 / 発酵 / 酵素 / 応用微生物 / バイオテクノロジー / 微生物 / ゲノム |
研究成果の概要 |
酢酸菌の酸化的な物質変換能は,お酢づくりに代表されるように,古来より人類に親しまれた安全な微生物利用と言える。本研究では,未開拓のまま残されている酢酸菌の酸化的物質変換反応を,未利用の生物資源,酵素資源,遺伝資源の活用という視点から解析することを試みた。まず,野生株の酢酸菌が持つ物質酸化能を落とした変異株を取得した。さらにその変異株に未利用の遺伝資源を強制的に生産させることで,本研究の標的酵素の可能性を解析した。(1)二つの新規酵素の活性を確認,(2)既知酵素を用いた弱い物質変換能の強化,(3)既知酵素の新規基質酸化などを成果として得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,持続可能な開発目標(SDGs)を頻繁に耳にするようになり,世界レベルで持続可能な社会づくりの基盤整備が求められている。例えば,地下資源に頼らない化学製品の開発に微生物を利用するということが試みられている。酢酸菌は,高速に化学反応(酸化)を触媒できるので,この力を利用し,かつ今まで知られていなかった物質酸化反応に挑戦した。本研究からいくつかの成果が得られたが,総じてこのような試みによって,新しい可能性を提示することができたことが最大の成果である。
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