研究課題/領域番号 |
17K07723
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
櫻谷 英治 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 教授 (10362427)
|
研究分担者 |
阪本 鷹行 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 助教 (90740332)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 共生微生物 / 脂質 / 発酵 / 微生物 / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
海洋生物はオメガ3脂肪酸やスクワレンといった生理学的に有用な脂質を含むものが多い。また、一部の海洋性微生物にもそれら脂質を生産することが報告されている。そこで、本研究では、海洋生物に共生する有用脂質生産性微生物の探索を試みた。その結果、スクアレン、ジピコリン酸、長鎖アルコール、または、アルキルグリセロールを蓄積する微生物の単離に成功した。これらの希少脂質を生産する微生物が海洋生物と共生する意義を今後明らかにする必要がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保湿機能を持つ脂質は化粧品や化成品用途に、魚油に由来する脂肪酸は健康食品に利用されている。具体的には、深海ザメの肝臓から抽出したスクアレンやイワシ油に含まれるオメガ3脂肪酸が挙げられる。海洋生物の希少脂質生産は単に食餌や環境だけに依存するのではなく、腸管に共生する微生物にも影響を受けていると考えた。そこで、希少脂質を生産する共生微生物の解析を試みた。これら微生物を利用した希少脂質生産は社会的意義が大きく、また、新たな脂質生合成経路発見は学術的意義が大きいと言える。
|