研究課題/領域番号 |
17K07731
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
道久 則之 東洋大学, 生命科学部, 教授 (60302957)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 有機溶媒 / 大腸菌 / キノン / 有機溶媒耐性 / 応用微生物 |
研究成果の概要 |
大腸菌の有機溶媒耐性の改善は、有機溶媒様化合物などの様々な物質の生産に有用である。本研究により、メナキノン(ビタミンK)の生合成中間体である1,4-ジヒドロキシ -2-ナフトエ酸(DHNA)が大腸菌の有機溶媒耐性を向上させることが示された。また、DHNA添加における大腸菌の有機溶媒耐性化はAcrAB-TolC多剤排出ポンプの増加が要因の一つとなっていることが示された。さらに、MarAやSoxSなどの転写活性因子によってAcrAB-TolCの発現が促進されることも示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオ燃料や化学製品等の有用物質生産の効率化のため、微生物の有機溶媒耐性機構が注目されている。化学製品の製造プロセスにおいて一般的に使用されている有機溶媒の存在下では、有機溶媒の細胞毒性のため、生産効率が著しく低下する。このため、用いる細胞に有機溶媒耐性を付与することが重要な課題である。本研究の成果はバイオ燃料や化学製品を製造する幅広い産業分野に普及することが期待される。
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