研究課題/領域番号 |
17K07743
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
坪内 泰志 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 特任講師 (30442990)
|
研究分担者 |
浦井 誠 東京農業大学, 生命科学部, 准教授 (20398853)
金子 幸弘 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (90469958)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 海洋性放線菌 / 抗MRSA活性 / 抗VRE活性 / ゲノム解析 / 中分子芳香環化合物 / 構造解析 / 作用機序解析 / 抗薬剤耐性菌物質 / プロテオミクス / 抗MRSA/VRE活性 / 分子間相互作用解析 / 抗MRSA/VRE / 遺伝子発現解析 / 抗生物質 / 多剤耐性菌 / ゲノム・遺伝子発現解析 / 発酵生産 |
研究成果の概要 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)およびバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に対し高い抗菌活性を示す物質を天然物に求めた結果、海洋環境から分離に成功した新規放線菌Yut-A株が生産することを見出した。同株は4種類の抗MRSA/VRE活性物質を生産しており、生産性および実効力価において最も高い化合物について特性解析を行うと供に、生産菌ゲノム解析を行うことで、多剤耐性菌に対する新規抗菌薬の開発貢献に期待がかかる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多剤耐性菌の出現により、臨床現場では既存の治療薬が効かない感染症が世界規模での深刻な問題となっている。臨床分野で用いられている抗MRSA薬は現在6種類存在するが、耐性菌が検出されていないのは未承認薬のキヌプリスチン・ダルホプリスチン(商品名シナシッド)のみであり、感染症問題に備えるべく新規抗菌薬の開発が期待される。本研究成果より得られた抗MRSA/VRE活性物質は膜タンパク質に作用してその活性を呈すると推察され、構造作用機序の面で新規開発シーズとしての価値が見出される。
|