研究課題/領域番号 |
17K07754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
関 光 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (30392004)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | トリテルペノイドサポニン / 生合成 / 転写制御因子 / シトクロムP450 / bHLH / 甘草 / マメ科 / 転写因子 / シトクロムP450モノオキシゲナーゼ / トリテルペン / 生合成制御 / カンゾウ / 代謝工学 / 植物トリテルペノイド / 培養組織 |
研究成果の概要 |
トリテルペノイドサポニンは多くの生薬の活性成分や天然甘味成分として知られる植物成分の一グループである。マメ科の薬用植物カンゾウ(甘草)は肝庇護薬、抗炎症剤、甘味料原料として用いられるサポニンであるグリチルリチンのほか、マメ科植物が共通して生産するソヤサポニンを生合成するがその制御機構は不明である。本研究では、カンゾウにおけるソヤサポニン生合成酵素の転写を活性化するbHLH型転写因子(GubHLH3)の同定に成功した。また、チルリチン生合成酵素遺伝子の発現を活性化する転写因子の候補としてGubHLH3とは異なる5種の転写因子を新たに選抜し解析を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物は多様な有用低分子化合物(植物二次代謝産物)を生産する。トリテルペノイドサポニン(サポニン)は多くの生薬の活性成分や天然甘味成分として知られる植物成分の一グループである。肝庇護薬、抗炎症剤、甘味料原料として用いられるサポニンであるグリチルリチンを生産する薬用植物カンゾウ(甘草)の根は漢方処方の7割以上に配合されている。本研究で得られた、サポニン生合成の制御機構に関する知見は有効成分含量が高い植物系統の作出や栽培条件の確立において有用な情報である。
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