研究課題/領域番号 |
17K07758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
内海 俊彦 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (20168727)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | N-ミリストイル化 / 膜タンパク質 / 脂質修飾タンパク質 / 機能制御機構 / タンパク質N-ミリストイル化 / タンパク質脂質修飾 / 細胞小器官 / 網羅的探索 / 機能発現 / 細胞内局在 / タンパク質-タンパク質相互作用 |
研究成果の概要 |
本研究では膜タンパク質に生ずるN-ミリストイル化について解析を行った。その結果、これまで細胞質タンパク質に生じる脂質修飾と考えられてきたタンパク質N-ミリストイル化は、小胞体、ミトコンドリア、オートファゴソーム、lipid droplet といった種々の細胞小器官の膜に局在する膜タンパク質にも生じ、その細胞内局在と機能に重要な役割を果たすことが明らかになった。これらの結果から、N-ミリストイル化を介した膜タンパク質の新たな機能制御機構の存在が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンパク質N-ミリストイル化は、これまで細胞質タンパク質に生ずる翻訳後修飾として知られていたが、本研究により、様々な細胞小器官に存在する多様な膜上構造を有する多くの膜タンパク質に生ずることが明らかにされ、研究の学術的意義は大きい。さらにこれらのタンパク質中には癌や神経変成疾患といった疾患と直接関与するタンパク質が複数含まれていることが示され、疾患発症のメカニズムとN-ミリストイル化との関連が注目される。このことから、本研究成果は高い社会的意義を有していると考える。
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