研究課題/領域番号 |
17K07761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
吉永 壮佐 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 講師 (00448515)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 匂い / フェロモン / 脳・神経 / MRI / 嗅覚 |
研究成果の概要 |
多くの動物は、種の保存や生命の危機回避において、嗅覚を通じて外界から様々な情報を得ている。フェロモンや匂い物質といった化学物質がその情報の担い手であり、情動や行動、生理的変化を引き起こす。本研究は、MRIを用いて、嗅覚刺激に応じた脳活性化を検出する基盤技術を確立し、活性化する脳領域、および、その脳領域間の機能的なつながりを可視化することを目的とした。コンピュータ制御の嗅覚刺激装置を開発し、嗅覚刺激を精密に時間制御することにより、MRIによる検出感度の向上に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、それぞれのフェロモンや匂い物質により誘起される性行動や生理的変化と、活性化される嗅神経ネットワークとの関係性を明らかにするための基盤技術の開発に成功した。この技術を利用して実験データを集積することにより、性行動に影響する物質の同定および開発、さらには、実験用マウスの作製の促進や野生ネズミの繁殖制御につながることが期待される。
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