研究課題/領域番号 |
17K07781
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物有機化学
|
研究機関 | 福島工業高等専門学校 |
研究代表者 |
尾形 慎 福島工業高等専門学校, 化学・バイオ工学科, 准教授 (10532666)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | インフルエンザウイルス / 糖質化学 / 糖鎖工学 / 相互作用 / 分子認識 / 検出システム / シアル酸 / 糖鎖高分子 / 糖鎖クラスター効果 / 糖質複合分子 / ELISA / 抗体 / 糖鎖 |
研究成果の概要 |
N-グリコリルノイラミン酸(Neu5Gc)を多価に有するシアロ糖鎖ポリペプチドを酵素合成した。私たちは、シアロ糖鎖ポリペプチドを用いてNeu5Gcを粒子表面に有するシアロ糖鎖微粒子の開発に成功した。本シアロ糖鎖微粒子は、馬インフルエンザウイルスのようなNeu5Gc結合性インフルエンザウイルスを吸着・検出するための有用なプローブとなる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
N-グリコリルノイラミン酸含有オリゴ糖を高分子骨格に多価導入した糖鎖プローブはこれまでに報告例がなく、シアル酸種に着目した糖鎖-ヘマグルチニン間相互作用を解析する繊細な新規プローブとして糖鎖生物学に多くの知見を提供する。また、このような知見は、インフルエンザウイルスの異種動物間でのウイルス伝播におけるヘマグルチニンの役割を明らかにできる可能性があり、学術的価値は非常に高い。 様々なインフルエンザウイルス-ヘマグルチニンの糖結合特異性に対して、シアル酸種やシアル酸の結合様式、内部糖鎖構造まで機能設計されたテーラーメイド型の検出システムの創出が可能になる。
|