研究課題/領域番号 |
17K07791
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
松原 主典 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (90254565)
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研究分担者 |
味八木 茂 広島大学, 病院(医), 講師 (10392490)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | トランスサイレチン / アミロイド / 食品機能成分 / 抗老化 / 血管新生 |
研究成果の概要 |
加齢に伴う疾病の原因となるアミロイドの形成を抑制することは,老化の進行を抑制し,健康寿命の延伸に重要である。そこで,アミロイド形成タンパク質の一つであるトランスサイレチン(TTR)を安定化する食品機能成分の探索を行った。その結果,複数のポリフェノール類およびその代謝物がTTR安定化作用を持つことを見出した。これらの成分の幾つかを老化促進マウスに経口投与し,脳機能保護効果と変形性膝関節症予防効果を検討した。その結果,ローズマリーのカルノシン酸(CA)が脳機能保護効果を示した。また,脳内でのTTR沈着を抑制する機能成分も見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢に伴って増加する疾病には,体内に不溶性のタンパク質(アミロイド)が蓄積されることによって引き起こされるものが多い。したがって,アミロイド形成を抑制することは健康寿命の延伸につながる。本研究では,アミロイド形成タンパク質の一つであるトランスサイレチンに注目し,トランスサイレチンを安定化する食品機能成分の探索と評価を行った。その結果,ローズマリーに含まれるカルノシン酸にトランスサイレチン安定化効果と実験動物への経口投与での有効性を見出した。他にもトランスサイレチンを安定化する成分を見出すことができた。これらの機能成分は加齢に伴う疾病の予防や進行抑制に応用できる可能性がある。
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