研究課題/領域番号 |
17K07793
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
照屋 輝一郎 九州大学, 農学研究院, 助教 (10273971)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 抗腫瘍効果 / フコイダン / 抗腫瘍 |
研究成果の概要 |
酵素消化低分子化フコイダン抽出物(LMF)のがん細胞特異的な抗腫瘍効果の検討を行った。その結果、がん細胞におけるPD-L1の発現抑制効果をはじめ、がん形質がLMFにより抑制されることが確認された。各種抗がん剤とLMFの併用処理が有効であることが見出された。またデスレセプターFasやDR4(TRAILR1)の発現誘導、Caspase-3, 8の活性化が認められ、アポトーシス誘導への関与が考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、新奇褐藻由来抽出物である酵素消化低分子化フコイダン抽出物(LMF)がもつ、がん細胞特異的な抗腫瘍効果の検討を行ったものである。LMFによるがん細胞のがん形質抑制やがん細胞特異的なアポトーシスの誘導を明らかにしたことが学術的意義であり、抗がん剤とLMFの併用治療の有効性が示唆され、ゆきづまりを見せている化学療法の補助薬としての臨床応用が期待される点に社会的意義がある。
|