研究課題/領域番号 |
17K07796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 前橋工科大学 |
研究代表者 |
薩 秀夫 前橋工科大学, 工学部, 准教授 (80323484)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | NAFLD / HepG2 / Caco-2 / coculture / phytochemical / 非アルコール性脂肪肝 / フルクトース / フィトケミカル / 共培養 / 食品 / 動物細胞 / 脂肪肝 |
研究成果の概要 |
動物培養細胞を用いて非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の予防が期待される食品成分を探索するin vitro評価系を構築し、実際に探索・解析をおこなった。ヒト肝モデルHepG2細胞を、遊離脂肪酸であるパルミチン酸とオレイン酸の混合物(Mix)またはフルクトースをそれぞれ含む培地で培養した結果、遊離脂肪酸Mixおよびフルクトース添加によって脂肪滴蓄積及び細胞内トリグリセリド量の増加が確認され、in vitro NAFLDモデル系を構築した。そこで10種以上のミャンマー生薬抽出物について検討した結果、2種のメタノール粗抽出物が遊離脂肪酸Mixによる脂肪滴蓄積を抑制することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では近年患者数の増加がみられる非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の動物培養細胞を用いたin vitroモデル系を構築した。構築した評価系を用いることで、NAFLDへの予防が期待される食品成分など機能性成分を簡便にかつ幅広く探索することが可能となった。さらに腸管上皮モデルCaco-2細胞との共培養系を用いることで、機能性成分の腸管吸収をも考慮した評価系への応用にも成功した。また本研究でNAFLD予防作用が期待される機能性成分が見出された場合、構築したin vitroモデル系を用いてその作用メカニズムを分子・遺伝子レベルで解析することが可能となった。
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