研究課題/領域番号 |
17K07801
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
高橋 恭子 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (70366574)
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研究分担者 |
細野 朗 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (70328706)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 非コードRNA / 腸管上皮細胞 / 生体機能 |
研究成果の概要 |
非コードRNAによる腸管上皮機能と腸内共生系の制御機構の解明を目的とした。まず、腸内細菌により発現が誘導されるマイクロRNAを介した腸管上皮機能調節の分子機構を明らかにした。また、圧倒的多数の腸内細菌が生息する大腸の上皮細胞で顕著に発現が高いマイクロRNAにより制御される分子を特定した。さらに、菌体認識受容体遺伝子のDNAメチル化の誘導に関わる分子を同定した。これらの結果は、腸内細菌叢の乱れに起因する腸管上皮透過性の亢進、腸管炎症の制御のための新たな標的の確立につながることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腸管には莫大な数の腸内細菌が共生する。腸内共生系の恒常性維持は、宿主の健康の維持・増進に不可欠であり、腸内細菌叢の乱れと様々な疾患との関連が数多く報告されている。非コードRNAの腸管上皮機能および腸内共生系における役割に関する本研究の結果は、腸内共生系の恒常性破綻が関与する様々な疾患の予防・症状緩和のための新しいターゲットやバイオマーカーの確立への応用が期待される。特に、腸管に到達して腸管上皮細胞に直接作用する食品を利用した腸管上皮機能、腸内共生系の制御の新たな評価方法・指標の確立につながると考えられる。
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