研究課題/領域番号 |
17K07808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
橋本 直人 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 上級研究員 (20414758)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 迷走神経 / 肥満 / 非アルコール性脂肪肝症 / アディポネクチン / レプチン / 脱共役タンパク質-1 / 胆石形成飼料 / 脂肪肝 / 迷走神経肝分枝 / 黒大豆色素抽出物 / ラット / マウス / 食餌効率 / インスリン感受性 / 栄養生理学 / フラボノイド / 神経 |
研究成果の概要 |
ラットにおいて、フラボノイドが豊富に含まれる黒大豆種皮抽出物(BE)の摂取により、迷走神経の肝分枝(HBVN)を介して、摂食量当たりの体重増加量が有意に低下した。これには、脂肪燃焼を促進する脱共役タンパク質の褐色脂肪組織での発現量が関係している可能性がある。 また、非アルコール性脂肪肝症(NAFLD)を誘導すると考えられる高果糖食の長期摂取により誘導されたラットでは、血中のレプチンやアディポネクチンが有意に低下し、それにはHBVNが関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
農作物に多く含まれるフラボノイドの肥満抑制作用とその作用機構を明らかにすることにより、農作物摂取の促進を通じた健康増進が期待できる。また、フラボノイドの生理作用発現において神経系の関与を明らかにしたことにより、フラボノイドの血中濃度に左右されずに健康機能性を発現できることが考えられる。このことは、フラボノイドの生理作用の研究を加速させ、さらに健康増進に貢献する。 また、非アルコール性脂肪肝症(NAFLD)は様々な生活習慣病の発症に関与していると考えられていることから、NAFLD発症のメカニズムや生活習慣病のと相互作用メカニズムを明らかにすることで、国民の健康増進に貢献する。
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