研究課題/領域番号 |
17K07809
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 東京農工大学 (2018-2019) 国立研究開発法人理化学研究所 (2017) |
研究代表者 |
五十嵐 美樹 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 特任准教授 (70340172)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | オレオイルエタノールアミド / 腸管 / 肥満 / 食欲 / 生活習慣病 / オレイン酸 / 摂食行動 / 脂質 / 脂肪酸 |
研究成果の概要 |
本研究では、腸管でオレイン酸から生合成される食後満足感誘導物質といわれるオレオイルエタノールアミド(OEA)に注目し、その生成経路や作用機序を解明するとともに、どのようなメカニズムでOEAの生合成が調節できるかを明らかにすることを目的として研究を行い、生活習慣病の予防に役立つ情報を得ようとした。結果として、(1)腸管OEAの主な生合成経路を特定し、さらに(2)食事のオレイン酸の量が腸管のOEA量を変動し摂食量に影響を与えることや、(3)肥満によってバランスが崩れる胆汁酸やインスリンが腸管のOEAシグナルに関与していることを見出した。これらの結果は新しい予防方法の開発の一助となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、食事脂質やエネルギー摂取のインバランスによって食後満足感誘導物質であるOEAの生合成が減少するということを見出した。食後満足感が得られなければ、更なる摂食が起こるため過食となる。本研究から得られた結果と合わせて考えると、質の良い食事脂質や程よいエネルギー摂取を心がけることで、OEAの生合成を促して食後満足感を誘導することで過剰なエネルギー摂取が予防できる可能性がある。肥満をはじめとする生活習慣病予防の一助となる。
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