研究課題/領域番号 |
17K07810
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 (2018-2019) 公益財団法人かずさDNA研究所 (2017) |
研究代表者 |
櫻井 望 国立遺伝学研究所, 情報研究系, 特任准教授 (30392286)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | メタボロミクス / フラボノイド / LC-MS / データベース / 食品 / 植物 / 仮想代謝マップ / メタボローム解析 / フラボノーム / メタボローム / 情報工学 |
研究成果の概要 |
植物由来の代謝産物フラボノイド類は、抗酸化作用などの機能性を示すものが多い。これまでに、メタボローム技術とバイオインフォマティクス技術を用いて、網羅的なフラボノイドの検出(フラボノーム)を行うシステムを確立してきた。本課題では、有用なフラボノイドの探索が可能な情報基盤の確立を目的に、50種類以上の幅広い植物におけるフラボノームを比較できるウェブシステムを開発、公開し、これを用いて植物特徴的な新規フラボノイドの候補を複数見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フラボノイド類は、抗酸化作用、抗がん作用など、機能性表示食品の関与成分としても注目されている。高感度な成分検出技術と情報科学技術を組み合わることで、これまで報告されていなかったフラボノイドが、身近な野菜などにも数多く潜在する可能性を示してきた。本課題では、野菜や果物を含めた50を超える植物で、フラボノイド候補を網羅的に比較できるウェブシステムを構築・公開し、例えばレタス、きく、よもぎなどキク科に特異的に存在する物など、多数の新規フラボノイド候補を見つけた。このウェブシステムは、新たなフラボノイドの探索とその植物や遺伝資源の活用につながる新たなデータ基盤となる。
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