研究課題/領域番号 |
17K07825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
久保 いづみ 創価大学, 理工学部, 教授 (40214986)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 抗体固定化ビーズ / 抗サルモネラ抗体 / 卵黄 / PCR / ラボディスク / サルモネラ菌 / マイクロ流路 / Hot Cell-direct PCR / 高感度検出 |
研究成果の概要 |
食中毒菌であるサルモネラ菌の感染の広がりを防ぐために、迅速簡便な検出法が必要とされている。そこでこの菌を卵黄からサンプリングする方法として抗サルモネラ抗体修飾ビーズを使用した方法を検討した。直径約2μmの磁気ビーズと、20μmのポリスチレンビーズについて比較した。卵黄から磁気ビーズに結合させて抽出した菌をラボディスクのマイクロチャンバーに捕捉してここで、特異遺伝子inv AをPCRで増幅することにより5万~ 5千万 cells/mlの範囲で濃度依存的に検出することができた。またポリスチレンビーズを用いた場合は、明確な濃度依存関係は見られないが5000 cells/ml以上で検出可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食中毒菌の検出を培養による増菌を行わず、抗体固定化ビーズによる濃縮を利用し、このビーズをそのままマイクロチャンバーに導入して菌固有遺伝子を増幅する方法を確立することで、大幅な迅速化を図る点が本研究の特色である。培養法では実際に多種多様な菌が混在する食品試料では、増菌しやすい菌に培地中の栄養を奪われて、食中毒の原因菌が十分に増菌せず、検出できていない場合もあったと考えられる。本研究では抗体固定化ビーズでサルモネラ菌をビーズ上に濃縮でき、それによって、培養法より短時間での測定が可能なPCR法よりもさらに高感度に検出できる可能性が示された。
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