研究課題/領域番号 |
17K07863
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
福田 陽子 (後藤陽子) 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所 林木育種センター, 主任研究員 (00370825)
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研究分担者 |
渡邊 陽子 北海道大学, 農学研究院, 研究員 (30532452)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | カラマツ / グイマツ / グイマツ雑種F1 / 雑種強勢 / フェノロジー / RNA-seq / 遺伝子発現 / 木部形成 / 材形成 / ハイブリッドカラマツ / カラマツ属 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
グイマツ、カラマツおよびそのハイブリッドの葉(開葉・葉中クロロフィル量)におけるフェノロジーおよび形成層活動のフェノロジーの種間変異および種内変異を明らかにした。さらに針葉における遺伝子発現プロファイルのフェノロジーについても種間比較を行った結果、ハイブリッドカラマツでは両親種と比較して光合成期間、形成層活動期間がともに長いことが示唆された。このことがハイブリッドカラマツの成長における雑種強勢の一因と考えられる。葉および形成層活動のフェノロジーには種内変異も認められ、成長の優れたハイブリッドカラマツ品種の両親クローンは同一種内の他のクローンと比較して光合成期間が長かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ハイブリッドカラマツの光合成期間および形成層活動期間の長さが成長における雑種強勢の一因である可能性を示した。表現型の観測と同時に針葉における遺伝子発現プロファイルのフェノロジー解析を行うことにより、高い解像度でフェノロジーにおける種間変異を明らかにすることができたことも、学術的成果のひとつである。また、開葉・黄葉および形成層活動の再開および終了期には種内変異があることが明らかになったことから、フェノロジーにおける種内変異に着目することにより、より優れたハイブリッド品種を開発できる可能性が示された。
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