研究課題/領域番号 |
17K07883
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
戸川 英二 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 (60343810)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | セルロース / 撥水化 / シランカップリング剤 / 液相法 / 気相法 / 有機無機ハイブリッド / セルロースフィルム / 表面疎水化 / CVD / アルコキシシラン / 気相蒸着 / バイオマス / 材料加工・処理 / 高分子構造・物性 |
研究成果の概要 |
セルロースの高性能化を目的として、シランカップリング剤:メチルトリメトキシシランを用いてセルロース表面のシリル化コーティングを試みた。液相法および気相法それぞれのコーティングスキームを検討した。その結果、本研究にて開発した両スキームを用いることでセルロース素材の外観を変化させずに、簡便で低コストな手順によってセルロースに撥水性を付与することができた。両コーティングスキームは紙や透明フィルムなど種々の形態・性状のセルロースに応用可能である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
木材の主成分であるセルロースは水酸基を多く有し親水性を示すため、その性能は水の影響を受けやすい。その短所を解消するため、簡便にセルロースを疎水化/撥水化する方法を検討した。その結果、少ない手順かつ低コストで撥水化する方法を開発した。本研究で開発した方法は適用範囲が広く、サンプルの性状に合わせて、様々なセルロース素材を簡単に撥水化することができる。これはプラスチック使用量やプラスチックゴミの削減につながる。
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