研究課題/領域番号 |
17K07886
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
西谷 豪 東北大学, 農学研究科, 准教授 (70450781)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 貝毒 / 渦鞭毛藻 / 餌料解析 / 分子生態 / 遺伝子 / 繊毛虫 / 有毒微細藻類 / 下痢性貝毒 / 餌料生物 |
研究成果の概要 |
渦鞭毛藻Dinophysis rotundata、Dinophysis acuminata、Dinophysis mitraの餌生物を遺伝子解析により種レベルで明らかにした。また、赤潮原因プランクトンである夜光虫Noctilucaを対象にし、制限酵素処理法およびblocking primer法の2種類の手法を開発し、夜光虫の餌料生物を解明した。さらに別のプランクトンに本手法を適用した結果、麻痺性貝毒原因プランクトンのAlexandrium属において、その細胞内に寄生生物が存在していることが判明し、その寄生生物の種を特定することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下痢性貝毒原因プランクトンであるディノフィシスの発生時期を予測できれば、事前に養殖二枚貝の出荷を早める(毒化する前に全て出荷する)ことで被害を抑えられる。いったん貝毒が発生してしまうと、その後数週間から数ヶ月間にわたって貝を出荷できなくなるので、発生予測の意義は大きい。また、プランクトンの分野全般においてこのような手法で餌料解析をしている報告例はほとんどなく、本手法がプランクトンの餌料解析におけるスタンダードになれば、その意義は大きいと思われる。
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