研究課題/領域番号 |
17K07891
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
高橋 文雄 立命館大学, 生命科学部, 講師 (60332318)
|
研究分担者 |
紫加田 知幸 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 瀬戸内海水産研究所, 主任研究員 (40603048)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | オーレオクロム / シャットネラ / 形質転換 / 日周鉛直運動 / 細胞分裂 / 赤潮 / 青色光受容体 / 赤潮藻類 / Aureochrome / トランスクリプトーム |
研究成果の概要 |
赤潮藻類シャットネラは、光依存的な増殖や日周鉛直運動を示し、その結果として赤潮を刑することが報告されている。しかしその光受容の分子メカニズムはほとんどわかっていない。本研究では、光受容機構および光受容体の解析と生理学現象との統合に焦点をあてて研究を行った。その結果、増殖に関する遺伝子が他の生物と同様に備わっており、加えて光依存的な増殖時にそれらの遺伝子の発現が調整されていることがわかった。また鞭毛の運動に関する因子も他の鞭毛生物と同様に保持しており、それらが日周鉛直運動に関与していることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で扱った藻類シャットネラは、赤潮を形成し、日本近海で養殖魚貝類を斃死させる。新聞等での扱いは少ないが毎年億単位の被害が報告されている。古くから生理的な手法を用いて、赤潮の軽減をはかっているが、防除策は見つかっていない。そのため遺伝子などの分子メカニズムを知ることで、この機構の本質情報が得られると考えられる。本研究での分子メカニズムの知見と生理学を組み合わせることで、今後の赤潮防除の新規方法が見つかることが期待される。
|