研究課題/領域番号 |
17K07917
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
池田 譲 琉球大学, 理学部, 教授 (30342744)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | イカ類 / 共感性 / 社会 / 行動 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
本研究では、イカ類の共感性を、ツツイカ目のアオリイカを主対象に読み解くことを試みた。その結果、アオリイカは捕食者、餌生物などの対象に対してボディパターン(体色変化)により情動を表出し、それらボディパターンを介した情動表出は同種個体間で伝染すること、情動伝染は生後発生的な過程であることを明らかにした。さらに、コウイカ目のトラフコウイカについても調べ、ボディパターンを介した情動伝染を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悲しみや喜びを共有する感覚である共感性は人間に独特と思われていたが、人間以外の動物にも認められつつある。共感性は同種同士が社会を作る際に機能する特質と考えらえるが、本研究によりそれがイカにも認められることが示唆された。このことは人間についての理解を深化させるとともに、イカという動物についても新たな視点を導入するもので、漁業資源としてのイカを扱う上での基礎的知見を提供するものでもある。
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