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噛み合い防除のため切歯形成遺伝子を多重低機能化したトラフグ切歯の形態解析

研究課題

研究課題/領域番号 17K07923
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 水圏生産科学
研究機関国立研究開発法人水産研究・教育機構

研究代表者

岡本 裕之  国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(南勢), グループ長 (50372040)

研究分担者 藤原 篤志  国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(南勢), 主幹研究員 (30443352)
木下 政人  京都大学, 農学研究科, 准教授 (60263125)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード歯形成 / トラフグ / ゲノム編集 / SCPP編集トラフグ / F1作出 / 切歯形成遺伝子 / 遺伝子編集 / 切歯低形成 / 育種
研究成果の概要

トラフグ切歯の形成と形状に関わる遺伝子を明らかにするため、9種のSCPP遺伝子12座に対する編集ツールを受精卵1602個に顕微注入し、体長7-10cmまで45個体を育成した。変異遺伝子数が4つが4個体、3つが11個体、2つが10個体、1つが16個体、未変異が4個体であった。各遺伝子の変異導入個体数は、SCPP1が36、SCPP2が0、SCPP3Aが4、SCPP3Bが13、SCPP3Cが7、SCPP4が9、SCPP5が0、SPARCが19、SPARCL1が1であった。いずれの個体の歯の形状には変化が認められず、SCPPタンパク量や発現細胞の減少は、歯の形成および形状に影響しないことが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

トラフグ養殖において、個体同士の噛み合いによる損耗やヒレの欠如を防ぐために、養殖現場では通常一個体に対して2回、人の手による「歯切り作業」が行われている。この作業は、手間がかかること、魚体への負担がかかることから、噛み合いしても減耗しない技術開発が望まれる。特定の遺伝子を改変でき、すでに養殖魚での産業利用が始まっているゲノム編集技術を使って、トラフグの切歯を低形成することができれば、本問題を解決でき、生産性の向上に資するものと考えられる。また、学術的にも魚類の歯の形成メカニズムはわかっていないことが多く、トラフグで実施することは学術的にも社会的にも意義があるものと考えられる。

報告書

(7件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] トラフグの切歯形成に関与する遺伝子の変異導入とその成熟2019

    • 著者名/発表者名
      岡本裕之
    • 学会等名
      日本ゲノム編集学会第4回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

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