研究課題/領域番号 |
17K07924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
巣山 哲 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 東北区水産研究所, グループ長 (70344322)
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研究分担者 |
冨士 泰期 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 国際水産資源研究所, 研究員 (50792660)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | サンマ / 成熟 / 産卵 / 履歴 / 北太平洋 / 浮魚 / 水産資源 / 1歳魚 / 耳石 / 年輪 / 回遊 / 年齢 / 産卵履歴 / 成長 / 生殖腺 / 初回成熟 / 耳石日周輪 |
研究成果の概要 |
サンマは北太平洋に広く分布しているが、その成長率は中部および西部北太平洋で異なる。 6~7月および1~3月に北太平洋中西部で実施された調査結果から、生育海域及び成長の違いが成熟過程に及ぼす影響を調べた。6~7月に160°E以西で採集された0歳魚の成長率は、160°E以東のものより高かった。また、160°E以西で産卵経験があった1歳魚の割合は、それ以東より高かった。 0歳および1歳の魚の孵化期間は、ともに10~3月までと推定されたが、産卵の初期の10、11月に孵化した1歳魚は、西経域ではほとんど見られなかった。 産卵初期に孵化して西経地域で成長した0歳魚は、1歳まで西向きに移動すると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サンマは日本では重要な漁獲対象魚となっているが、漁獲量は年によって大きく変動している。また、秋の味覚の代表として、毎年の漁況の予測や漁獲量の推移は国民の関心も高い。2000年代は20万トンを超えていた漁獲量も2010年以降減少を続け、2019年は1950年以降最低の数値となった。サンマは北太平洋に広く分布しており、海域によって成長速度が異なるほか、成熟過程、特に初回成熟年齢が成長に影響を及ぼしていると考えられる。本課題では海域による成長、成熟特性の海域差を明らかにし、その違いが成熟に及ぼす影響を明らかにする。また、産卵する個体が行わない個体と回遊様式が異なるか否かを検討する。
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