研究課題/領域番号 |
17K08003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
小寺 昭彦 茨城大学, 地球・地域環境共創機構, 講師 (10435589)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 洪水被害 / 干ばつ被害 / 衛星リモートセンシング / 作付暦 / 水資源・栽培管理 / 自然災害 / リモートセンシング / 環境調和型農林水産 / 気候変動 |
研究成果の概要 |
本研究では、洪水および渇水現象による農作物被害が同じ場所で起こりうるにもかかわらず、それぞれの対応技術が個別に発展してきたことで様々な問題が生じていることを指摘し、東南アジア稲作地域を対象に冠水・干ばつ両被害緩和のための新たな統合的な栽培管理のあり方を示そうとした。広域時系列衛星リモセンを用いて各地域の被害実態を定量的・空間的に把握し、冠水-干ばつ被害の関係について作付暦の成立に着目して分析を行った。栽培が可能な期間は洪水や干ばつによって制限されるため、時間的余裕が少ない作付暦ほど環境変動による被害を受けやすい。この時間的余裕を定量化し両被害の適応策を統合的に管理する指標として提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然現象としての洪水-渇水現象の統合的な研究は気象・水文学分野で多く行われてきたが、本研究で目指した農作物の洪水-干ばつ被害要因を統合的に捉えようと試みた研究はこれまでにないものである。今後本研究がさらに発展することにより、新たな統合的被害緩和策が示され将来の気候変動の激化にも対応した頑強で安定的な食料生産の実現に貢献すると考えられる。
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