研究課題/領域番号 |
17K08005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
中田 和義 岡山大学, 環境生命科学研究科, 准教授 (70431343)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アメリカザリガニ / 外来種 / 駆除手法 / 水田水域 / 甲殻類 / トラップ / 駆除 / 水田漏水 / 巣穴 / 外来生物 / 生態系 / 農業工学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,外来種のアメリカザリガニを対象とした効率的な管理・駆除手法を検討することとした。本研究の主要な成果は以下のとおりである:1)アメリカザリガニの駆除に有効となるエビ篭およびペットボトル製トラップの入口構造や設置時期について明らかとした。2)アメリカザリガニの駆除を効率的に進めるうえで,現場の予算や環境条件に応じて選択する適切な駆除手法を提案した。3)アメリカザリガニの巣穴が水田漏水をもたらす可能性を詳細に示したとともに,巣穴掘削が困難となる水田土壌の条件について土壌硬度の観点から明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アメリカザリガニをはじめとする外来ザリガニ類については,国内外において,在来生態系に与える深刻な影響が大きな問題となっている。また,水田に巣穴を掘ることで水田漏水を引き起こすなど,農業被害も確認されている。このため,国内外において外来ザリガニ類の早急な駆除対策を必要としている現場が多い。 本研究で得られたアメリカザリガニの駆除手法に関する成果は,そのような現場においてすぐに活用できるものであり,社会的な意義が大きいと考えられる。
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