研究課題/領域番号 |
17K08015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
折笠 貴寛 岩手大学, 農学部, 准教授 (30466007)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 減圧マイクロ波 / 官能評価 / 青果物流通 / 品質 / 食品ロス / 環境負荷 / ライフサイクルアセスメント / パルス電解前処理 / 乾燥速度の増加 / 消費エネルギ / ブランチング / マイクロ波 / トマトピューレ / 環境効率 / 農産物加工 / 輸出促進 / 嗜好度 / 環境負荷低減 / 品質評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、農産加工品の輸出促進に資する青果物乾燥について、乾燥特性、品質変化、環境負荷の観点から検討した。新しい処理法として減圧マイクロ波処理に着目し、品質を最大化する処理条件について検討した。さらに、ライフサイクルアセスメント(LCA)手法によりいくつかのポストハーベスト操作における環境負荷を解析した。その結果、持続可能かつ高品質な青果物乾燥法の確立に有益な知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
持続可能な開発目標(SDGs)など、世界的な環境問題への関心が高まっており、ポストハーベスト工学分野においても環境負荷の低減を踏まえたプロセスの構築が重要となっている。本課題で得られた研究成果は、エネルギーを消費することがあたり前であった農産食品加工プロセスに一石を投じ、学術面のみならず、社会的要請に沿った研究成果が得られたと考えられる。今後は、加熱、濃縮、鮮度保持、冷凍など様々な農産食品加工プロセスにおいても環境負荷低減と高付加価値化を同時に考慮した新たな最適システムの開発が期待され、実用面での貢献は大きいと考えられる。
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