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恣意的にホルモンバランスを崩した異種間接ぎ木によるトマト高糖度化

研究課題

研究課題/領域番号 17K08016
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 農業環境・情報工学
研究機関岩手大学

研究代表者

松嶋 卯月  岩手大学, 農学部, 准教授 (70315464)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードトマト果実の高糖度化 / 接ぎ木不親和 / オーキシン / 異種間接ぎ木 / 水ストレス / 木部通導組織 / 植物ホルモン / オーキシントランスポーター / 根の肥大 / 根の萎縮 / ナス科 / 通水コンダクタンス / 近赤外線イメージング
研究成果の概要

外生のオーキシンを穂木に与え,根量変化を調査したところ,オーキシン投与区と対照区には有意差はなかった.逆にオーキシンの過剰が台木根量の減少要因と仮定し,オーキシン輸送阻害剤を投与し対照区と比較したところ,ナス台トマトナス穂木区において,投与区と非投与区に有意差はなかった.すなわち,オーキシン過剰によって,ナス台木トマト穂木における根量の縮小は,オーキシンの過剰によるものではない.一方,すべてのトマト穂木の苗では,オーキシン輸送体の阻害でみられる形態変化を示した.ナス穂木とトマト穂木に対するオーキシン輸送体の阻害に差が生じたことから,ナスとトマトのオーキシン輸送のシステムは異なると考えられる.

研究成果の学術的意義や社会的意義

ユニークな糖度トマトの生産方法としてトマト穂木をナス台木に接ぐことで高糖度トマトを生産する方法が試みられている.本研究では,ナス穂木とトマト穂木に対するオーキシン輸送体の阻害に差が生じたことから,ナスとトマトのオーキシン輸送のシステムは異なることを明らかにした.すなわち,穂木によって台木に対するホルモン輸送システムが異なって根量が変化し,それによる地上部の水ストレスが高糖度トマトを生産させる.従って,将来的に,まずオーキシン輸送システムを調査し,仕組みが異なる台木と穂木を選択することによって,さらなるトマト果実の高糖度化を目指すことが可能となる.

報告書

(6件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 赤外線および重水トレーサを用いた植物細胞内における水移動可視化2020

    • 著者名/発表者名
      松嶋卯月,佐藤文佳,庄野浩資
    • 学会等名
      日本農業気象学会2020年全国大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] トマトとナス相互の接ぎ木がそれぞれの果実糖度に与える影響2018

    • 著者名/発表者名
      松嶋卯月
    • 学会等名
      農業環境工学関連5学会合同大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2023-01-30  

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