研究課題/領域番号 |
17K08039
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
田島 淳史 筑波大学, 生命環境系, 教授 (40207030)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ニワトリ / 始原生殖細胞 / 分化 / RNA-seq / 多能性 / 減数分裂 / 始原生殖細胞(PGCs / 生殖巣生殖細胞(GGCs) / 多能性関連遺伝子群 / 生殖細胞特異的遺伝子群 / 性分化 / 生殖巣生殖細胞 / MACS / 始原生殖細胞(PGCs) / 生殖巣 |
研究成果の概要 |
孵卵2日~9日ニワトリ胚由来の生殖系列幹細胞(gSCs)を用いて生殖系列キメラの(GLC)作製を試みた場合、孵卵9日の雌胚由来のgSCsを用いた場合にGLCの作製報告が無い。そこで本研究は、雌雄の孵卵2.5日、5日、7日および9日胚由来のgSCsからRNAを抽出し、RNA- seq法を用いて遺伝子群の発現量解析を行った。その結果、1) 多能性関連遺伝子群の発現量は、雌雄いずれの場合にも2.5日胚から5日胚にかけて低下する事、2) 生殖細胞特異的遺伝子群の発現量は経時的に低下する事、3) 減数分裂関連遺伝子群および生殖細胞特異的遺伝子群においては雌雄差が認められない事が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鳥類においては、受精卵の長期保存ができないことから、生殖幹細胞(gSCs)を利用した遺伝資源の保存方法の開発が進められてきた。これまでに、孵卵2日~9日ニワトリ胚由来の生殖系列幹細胞(gSCs)を用いて生殖系列キメラの(GLC)作製を試みた結果、孵卵9日の雌胚由来のgSCsを用いた場合を除きGLCが作製された。これは、胚の発生が進むのに伴い生殖細胞の分化が進むためであると考え、生殖細胞からRNAを抽出してRNA-seqを行った結果、胚の発生に伴いrGCsにおけるmRNAの発現パターンに変化が生じることが明らかになった。
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