研究課題/領域番号 |
17K08041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
杉山 稔恵 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10272858)
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研究分担者 |
二宮 禎 日本大学, 歯学部, 准教授 (00360222)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ニワトリ / 骨 / 筋 / クロストーク / マイオカイン / オステオカイン / イリシン / オステオカルシン / 肉用鶏 / 産卵鶏 / 畜産学 |
研究成果の概要 |
家禽では起立不能の脚弱あるいは卵殻の薄化による破卵が頻発し、多大な経済的損失を被っている。これらは、十分な骨量や骨密度を有した骨格が構築されないため発症する。 本研究では、骨からのオステオカインであるオステオカルシンが、産卵鶏胚と比較して肉用鶏胚の胸骨において高い発現を示すことを明らかにした。また、筋からのマイオカインであるイリシンが、肉用鶏において胸筋で最も高い発現を示した。このことから、家禽における骨と筋のクロストーク機構を示唆し、これらを活用した破卵や脚弱の発生防止を目指した強固な骨格構築の可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、骨と筋のクロストーク機構を明らかにし、これらを活用して家禽の強固な骨格構築の可能性を示唆した世界で初めての研究である。その成果は、日本国民はもちろんのこと世界中の人々へ安全・安心な畜産物の供給に貢献するとともに、動物福祉に配慮した産業動物の飼養方法に関して基盤的情報を提供する。また、本研究成果は、ヒトの加齢に伴う筋肉量減少(サルコペニア)や骨粗しょう症におけるメカニカルストレス(運動)との関連の解明に貢献することが期待される。
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