研究課題/領域番号 |
17K08047
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 弘前大学 (2018-2019) 九州大学 (2017) |
研究代表者 |
川端 二功 弘前大学, 農学生命科学部, 准教授 (40633342)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ニワトリ / 味覚 / 油脂 / GPR120 / CD36 / リパーゼ / 脂肪酸 / 嗜好性 / 栄養・飼養 |
研究成果の概要 |
油脂は動物にとって必須の栄養素であり嗜好性も高い。家畜飼料中の油脂は味覚で認識されていると考えられるが、ニワトリにおける油脂の味覚受容機構には不明な点が多い。本研究ではニワトリにおける油脂の味覚受容機構を明らかにすることを目的としたが、それらの情報は人為的に嗜好性を制御する方法の確立につながり、ニワトリの効率的な生産に資すると考えられる。 本研究により、ニワトリのGPR120というタンパク質が種々の脂肪酸に対して応答することを見出した。これらの結果より、ニワトリは飼料中に含まれている主たる脂肪酸に対する化学受容体を口腔内に有していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりニワトリ脂肪酸受容体が感知できる脂肪酸をいくつか同定することができた。また、ニワトリは口の中のリパーゼを使って油脂を脂肪酸に一部分解し、脂肪酸受容体で脂肪酸を受容していると推察された。これらの知見は味覚生理学や飼料学に貢献するのみならず、ニワトリの嗜好性を制御できる新たな飼料作りにも貢献できる可能性があるので、家禽産業に対しても大きな意義があると考えている。
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