研究課題/領域番号 |
17K08054
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
柏崎 直巳 麻布大学, 獣医学部, 教授 (90298232)
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研究分担者 |
伊藤 潤哉 麻布大学, 獣医学部, 准教授 (30454143)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ブタ / 妊娠 / 着床 |
研究成果の概要 |
本研究ではゲノム編集技術を用いることでブタ胚着床および妊娠メカニズムを明らかにしようとした.その結果,マウスで子宮から分泌される胚着床に必須な因子であるLIFが,ブタでは胚で発現していることを明らかにした.またマウスでは,LIF,LIF受容体および転写因子であるStat3が胚着床に必須のシグナルであることを明らかとした.また,マウス・ブタ胚におけるゲノム編集技術の条件の最適化にも成功した.さらにブタ胚にもその技術を応用しすることで,受精卵ではKO卵の作出に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で,ブタでは胚自身が着床因子であるLIFを発現すること,またLIF受容体も発現していることを明らかにした.この知見は,例えばブタにおける胚移植時にLIFを投与することなどにより,ブタの効率的生産に寄与できる可能性を示した.またゲノム編集技術を用いて効率的にブタ胚の遺伝子改変を行うことができる可能性を示したことから,今後多くの遺伝子改変ブタを作製することで,基礎生物学および医学分野の研究の発展に寄与できると考えられる.
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