研究課題/領域番号 |
17K08064
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
豊後 貴嗣 広島大学, 統合生命科学研究科(生), 教授 (40325361)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 気質 / 遺伝子多型 / 行動特性 / 肉牛 / 扱いやすさ |
研究成果の概要 |
①哺乳期黒毛和種子牛の遊戯行動の発現量にMAOA遺伝子が関与していることが示唆された。②気質のうち環境要因の影響を受けやすい項目が明らかになった。旋毛位置は、順応性や従順さの評価の参考になることが示唆された。③レプチン遺伝子野生型ホモ個体の方がヒトに対しての恐怖心が少ないことが示唆された。④肥育前期黒毛和種の気質と代謝に関連する遺伝子(CAST、LEPおよびDGAT)との間には関連性のあること、ウシにおいて体型と気質との関係が示唆された。⑤代謝関連遺伝子(UCPおよびNPY)が耐暑性や抗病性と関連性のあることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本試験で構築した質問調査票および行動試験が気質評価に有効で、気質を指標とした選抜において参考となると考えられた。気質と遺伝子変異との関係はあるものの、飼育管理によって扱いやすさは改善できる可能性も考えられ、遺伝型を考慮した上で群管理行うことも必要であろう。これらの知見は今後の育種選抜の参考になること、生産現場において日頃の家畜との接し方を再考する契機になるものと期待される。
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