研究課題/領域番号 |
17K08069
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
五十嵐 学 北海道大学, 人獣共通感染症国際共同研究所, 准教授 (10374240)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | インフルエンザウイルス / 抗体 / 分子動力学 / 分子モデリング / 分子間相互作用 / 結合自由エネルギー / 親和性 / インフルエンザ / ウイルス / 分子動力学計算 / 分子設計 / 計算科学 |
研究成果の概要 |
本研究では、インフルエンザウイルスの表面糖蛋白質ヘマグルチニン(HA)と中和モノクローナル抗体S139/1との複合体構造を基点に、エスケープ変異株や複数のHA亜型のウイルスを中和する抗体の設計を目指し、分子シミュレーションの結果を指標にS139/1の結合能の改変を試みた。本解析に用いたH3N2ウイルスでは、S139/1上のアミノ酸置換のみで、エスケープ変異株への結合能を回復させることは難しく、相補性決定領域の置換も必要であることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の最終目的は、抗体の親和性・特異性を制御するための論理的分子設計手法の確立である。このような立体構造を基盤に既存抗体の親和性・特異性を改変する技術は、様々な人獣共通感染症の診断・治療研究へ幅広く応用されることが想定される。本課題の成果はその設計手法の一助となると考えられる。
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