研究課題/領域番号 |
17K08072
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
古林 与志安 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (20301971)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 周産期脳障害 / 神経傷害マーカー / 低酸素マーカー / 小脳皮質変性症 / ウシ / 小脳 / Fluoro Jade C / 病理 / 子牛 / 神経疾患 / 周産期 / 低酸素 / 大脳皮質壊死 / 免疫組織化学 / DNAマイクロアレイ |
研究成果の概要 |
ウシにおいても、脳室周囲白質軟化、大脳皮質層状壊死および両側対称性脳軟化(基底核壊死)が周産期脳障害としてみられることを示した。また、これら病変の描出に神経傷害マーカーの Fluoro Jade C や軸索変性マーカーである Alzheimer precursor protein A4 や低酸素マーカーである Hypoxia inducible factor-1a および血管内皮細胞増殖因子が有用であることを明らかにした。明瞭な形態変化を伴わない神経疾患の一部の症例では、これらマーカーを用いて病変が描出可能であることを示した。また、ウシの小脳皮質変性症の病理組織学的特徴像を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、これまで良く知られていなかった周産期脳障害がウシにも存在することが明らかになった。また、神経傷害マーカーや低酸素マーカーがウシでも適用できることを示すとともに、ウシの小脳皮質変性症の特徴所見を明らかにすることができた。これらの知見は、今後の症例診断に有用な情報を与えるものである。
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